
Conclusion
この記事の結論
配布結果と旧版の検出を、対象ファイルと観測時刻をそろえて比較します。
「インストール済み」と「旧版が見つかった」は同時に成立します。一方は配布ジョブの結果で、もう一方は収集したソフトウェアやファイルの情報です。この二つを同じ完了欄に入れると、実行されている版と、ディスクに残った旧版を取り違えます。
今回の対応
10月28日、7-Zip、PowerToys、Firefoxの更新状況を照合しました。7-ZipではIntuneにインストール済みの結果がある一方、Defenderには古いファイルの検出が残る例がありました。アプリごとに配布結果と検出内容を整理しました。
同じアプリを比較できる形にする
最初に端末、製品、版をそろえ、配布の結果が返った時刻とインベントリの観測時刻を比較します。次に、検出がアプリ本体を指すのか、別の場所のファイルを指すのかを調べます。7-Zipで見た差を、PowerToysやFirefoxの未更新理由にもそのまま当てはめることはできません。
状況別の判断と次の対応
| 観察した状態 | そこから判断できること | 次に確認すること |
|---|---|---|
| 配布成功・観測が更新前 | 新しい状態をまだ収集していない可能性 | 次回の観測を待って再比較する |
| 配布成功・新しい観測にも旧版 | 別のコピーや残存ファイルの可能性 | 検出元の場所と使用中の版を確認する |
| 配布結果が失敗または未到達 | 更新の成否が別途必要 | 割当先と配布結果を個別に追う |
解消を記録する単位
「配布成功」は配布担当者の作業記録に、「どの旧版が引き続き検出されたか」は脆弱性対応の追跡に残します。旧版のファイルを削除する判断には、そのファイルを使うアプリや保守用途の確認も必要です。インベントリの行だけを根拠に削除しません。
- 01配布結果の版と時刻を控える
- 02同じ端末で検出された版と場所を照合する
- 03残存と再観測待ちを分けて追跡する
確認結果で判断期待どおり → 結果を記録して完了期待と異なる → 止まった手順と結果を整理し、担当者へ確認
