01 / BUSINESS MANNERS
何のために行い、どう行動するかを学ぶ。
報連相の目的は、上司に安心してもらうことだけではありません。関係する人が状況を共有し、必要な判断をして、仕事の行き違いを防ぐことです。「伝えたつもり」から「相手が次に動ける状態」へ進めます。
学習目標と確認ポイント詳しく見る
- 報告・連絡・相談の目的と違いを説明できる。
- 結論、事実、影響、次の行動を整理して伝えられる。
- 期限を待たず、判断が必要な時点で相談できる。
- 相談後に決定事項・担当・期限を確認できる。
基本を読み、アニメで場面を追い、具体例と練習で考えます。最後に、自分の仕事に置き換えた実践メモを書きましょう。
音声はありません。回答と入力は外部へ送信せず、自動保存もしません。ページを閉じると消えます。記載の会話・会社・人物は学習用の架空の例です。実務では職場の規定や担当者の案内を確認してください。

02 / BUSINESS MANNERS
まず、判断の土台をつくる。
1. 三つの役割を使い分ける
詳しく見る
報告は、依頼された仕事の経過や結果を伝えること。連絡は、予定変更など、関係者が知っておく必要のある事実を共有すること。相談は、判断に迷う点について助言や決定を求めることです。一つの会話に三つが含まれても構いません。
例:資料の作成状況を報告し、担当者の変更を連絡し、公開日の調整を相談する。何をしてほしい話なのかを最初に示します。
2. 期限ではなく、判断に必要な時点から考える
詳しく見る
締切が17時でも、15時に遅れそうだと分かったら、その時点で共有します。相手が人員や範囲を調整できる時間を残します。問題が完全に分かるまで待つと、選択肢が減ることがあります。
着手時に「どの段階で途中報告するか」「何分迷ったら相談するか」「不在なら誰へ連絡するか」を確認します。一律の時間ではなく、仕事の影響に応じて決めます。
3. 結論から伝え、事実と推測を分ける
詳しく見る
「予定どおり完了しました」「予定より遅れる可能性があります」から始め、確認した事実、未確認の点、仕事への影響を補います。推測を断定したり、希望を確約として伝えたりしません。
「10件中6件の確認が完了。残り4件は未確認です。1件約10分のため、完了は16時半の見込みです」のように、根拠と見込みを分けます。
4. 相談には、判断してほしいことを添える
詳しく見る
「どうしたらいいですか」だけでなく、目的、現状、試したこと、選択肢、懸念を整理します。ただし、緊急時や経験がない場面で、完璧な案を作るまで待つ必要はありません。
「A案は本日中に必須部分、B案は明日全件。私はA案がよいと思います。公開範囲をどちらにするか判断をお願いします」と具体化します。
5. 受け取った指示を、自分の言葉で確認する
詳しく見る
聞いた内容は、成果物、優先順位、担当、期限、確認する相手へ整理し、言い直します。「はい」だけでは、解釈の違いを見つけにくくなります。
「本日は必須項目を先に確認し、16時に進捗報告、17時にレビュー依頼ですね」と確認します。業務上の記録は、職場で認められた場所に残します。
6. 返事がないときの次の手を決める
詳しく見る
チャットを送っただけで、承認されたと考えません。期限や影響が大きいときは、定めた連絡経路へ切り替えます。関係のない人へ一斉送信するのではなく、必要な担当者や代行者を確認します。
通常連絡はチャット、至急の停止判断は電話など、チームの基準を確認します。承認が必要な変更を、返信がないことを理由に自己判断で進めません。
自分が相手の立場なら、どの情報があれば安心して次の行動へ進めるでしょうか。六つの基本から、すぐに使えそうなものを一つ選び、理由を言葉にしてください。
03 / BUSINESS MANNERS
仕事のアニメ:判断と行動の流れを追う。
架空の新人・アオイさんの場面です。最初の困りごとから、確認、相談、対応までを順に見ます。相手を責めるのではなく、次に何を確認し、どう伝えるとよいかに注目してください。
公開資料を作っていますが、料金欄の最新版が分かりません。締切は17時です。
約12秒ごとに場面が切り替わります。再生中も一時停止でき、「前へ」「次へ」で自分のペースで読めます。最終場面で停止します。
アニメの内容をまとめて文章で読む
1. 作業中に分からない点
アオイ:公開資料を作っていますが、料金欄の最新版が分かりません。締切は17時です。
不明点を放置すると、古い情報を公開する可能性があります。まず何が確認でき、何が未確認かを整理します。
2. 抱え込むとどうなる?
アオイ:忙しそうだから、自分で探し続けよう。…15時半になっても確信が持てません。
遠慮から相談を遅らせると、先輩が確認する時間まで失われます。長く探したことだけでは正しさを保証できません。
3. 途中で知らせる
アオイ:料金欄の確認で止まっています。社内資料AとBで金額が違います。他の欄は作成済みです。
問題の場所、確認した事実、進められる範囲を短く共有します。未確認の料金は断定しません。
4. 判断を相談する
アオイ:正式な参照先を確認したいです。料金欄を保留して他の欄のレビューを先にお願いできますか。
相談の目的と、先に進める提案を添えます。公開してよいかの承認とは区別します。
5. 指示を確認する
ミナト:料金は担当者へ私が確認します。あなたは他の欄を仕上げ、16時に再報告してください。
担当・作業・次の連絡時刻を確認します。アオイさんは「16時に状況をまとめて送ります」と復唱しました。
6. 結果までつなぐ
アオイ:他の欄は完了しました。料金は担当者確認待ちで、まだ公開していません。確認後に最終レビューを依頼します。
相談して終わりにせず、結果と未完了を共有します。「作成完了」「承認済み」「公開済み」は別の状態です。
言い方と行動を、具体例で比べる。詳しく見る
04 / BUSINESS MANNERS
例文をそのまま使うだけでなく、相手、時刻、対象、権限を自分の場面に置き換えてください。敬語の形だけでなく、仕事が進む情報があるかを確かめます。
経過報告
行き違いが起きやすい例
「まだ終わっていません」だけでは、調整すべきことが分かりません。
目的に沿って整えた例
「全20件中12件を確認しました。今確認できる残り5件は約25分の見込みで、別の3件は担当者の回答待ちです。14時半に進捗と回答状況を改めて報告します」
進捗、残作業、見込み、止まっている点を整理しています。
助言を求める
行き違いが起きやすい例
「このやり方でいいですか?」と、対象を示さずに尋ねる。
目的に沿って整えた例
「顧客への案内文について、機能説明を先に書くA案と、困りごとを先に書くB案で迷っています。初めて使う方向けなのでB案を考えています。順序をご確認いただけますか」
相手が判断するための対象と理由を用意します。機密情報を送る場所にも注意します。
05 / BUSINESS MANNERS
日常の例:集合時間に間に合わないかもしれない
職場の形式がなくても、相手を尊重し、必要なことを確認する考え方は共通です。仕事で学んだことが、日常のどんな場面につながるか考えてみましょう。
電車の運転見合わせが発生。集合は14時で、遅れる可能性が出ました。
約12秒ごとに場面が切り替わります。再生中も一時停止でき、「前へ」「次へ」で自分のペースで読めます。最終場面で停止します。
アニメの内容をまとめて文章で読む
1. 変化に気づく
日常の場面:電車の運転見合わせが発生。集合は14時で、遅れる可能性が出ました。
遅刻が確定するまで待たず、影響が出そうな時点で知らせます。
2. 事実と見込みを分ける
日常の場面:「現在○○駅で運転見合わせです。到着は14時20分頃の見込みですが、まだ確定していません」と伝えます。
事実と到着見込みを分けることで、相手が待ち合わせ方を考えられます。
3. 選択肢を相談する
日常の場面:「先に入店してもらうか、場所を変更するか相談したい」と伝えます。
自分の都合だけで変更を決めず、相手の希望を確かめます。
4. 続報を届ける
日常の場面:再開情報と到着見込みが分かったら、約束した時刻に更新します。到着後も一言伝えます。
一度知らせた後も状況は変わります。必要な続報まで含めて連絡です。
06 / BUSINESS MANNERS
場面を読んで、対応を選ぼう。
全3場面です。選択後に、理由と適切な対応が表示されます。選び直せます。正解の番号ではなく、判断の理由を理解しましょう。
迷いやすいことを、整理する。詳しく見る
07 / BUSINESS MANNERS
何でも逐一報告する必要がありますか?
一律ではありません。相手が判断する必要のある節目、リスク、合意した途中報告を押さえます。細かな連絡で仕事を止めすぎないよう、頻度と方法を相談します。
自分の案がないと相談してはいけませんか?
いいえ。危険や影響の大きい問題では、案を作る前に知らせます。経験不足で案が出ないときも、分かったことと困っている点を言葉にすれば相談できます。
ミスの報告は怒られそうで怖いです。
まず拡大を防ぐために、確認した事実を必要な相手へ早く伝えます。人格を責めることと、仕事の修正は別です。相談しにくさが続く場合は、別の適切な相談先も確認します。
08 / BUSINESS MANNERS
確認問題:理由まで説明できるかな?
全5問です。各問で一つ選ぶと解説が表示されます。学習のための確認であり、会社の人事評価や正式な修了認定には使いません。
回答済み 0 / 5問
09 / BUSINESS MANNERS
自分の仕事で使う、実践メモをつくる。
これから起こりそうな場面を一つ選び、行動を具体化しましょう。実際の顧客情報、個人情報、秘密情報、パスワードは入力しないでください。
入力は自動保存されません。残したい場合は、自分でコピーしてください。コピー機能を利用できない環境では、表示されたまとめを選択してコピーできます。
行動に移す前の確認
10 / BUSINESS MANNERS
小さな確認を、仕事の信頼につなげる。
報連相の目的は、上司に安心してもらうことだけではありません。関係する人が状況を共有し、必要な判断をして、仕事の行き違いを防ぐことです。「伝えたつもり」から「相手が次に動ける状態」へ進めます。
- 報告・連絡・相談の目的と違いを説明できる。
- 結論、事実、影響、次の行動を整理して伝えられる。
- 期限を待たず、判断が必要な時点で相談できる。
- 相談後に決定事項・担当・期限を確認できる。
実践メモから一つ選び、次の仕事で試してください。終わったら「相手に伝わったか」「次に何を変えるか」を振り返りましょう。
