
今回の資料には、休むことや、人との比較から距離を取ること、日々の気持ちを切り替える工夫が並んでいました。私が経営者として考えたいのは、休む判断を本人の勇気だけに委ねないことです。
「無理をしないで」と伝えていても、休むたびに仕事が止まり、連絡への即答が期待されているなら、実際には休みにくいかもしれません。言葉と仕事の仕組みをそろえたいと思います。
不在でも進められる準備をする
担当者しか分からない情報を減らす。作業の状況と、次に必要な判断を残す。緊急時の連絡先と、待てるものの区別を決める。こうした準備は、休む人のためだけでなく、仕事を受け継ぐ仲間のためにもなります。
本人がすべてを片づけなければ休めない状態なら、分担や期限の見直しも必要です。
連絡が来ることと、すぐ返すことを分ける
働く時間が違う人同士では、メッセージを送る時刻がずれる場合もあります。だからこそ、いつまでの返答が必要かを明確にし、勤務時間外の即答を当然にしないことが大切です。
私自身も、送った連絡が相手にどんな期待として伝わるかを考えたいと思います。急ぐ場合には、その理由と対応する人を明確にします。
休み方の正解を、一つにしない
静かに過ごしたい人もいれば、散歩や読書、音楽などで切り替えたい人もいます。本人が選べることを大切にし、会社が私生活まで評価しないようにしたいと思います。
気持ちの問題だけにしない
負担が続いているとき、前向きな言葉だけで解決しようとしない。仕事の量、期限、役割の偏りを確認する。本人が話せる範囲で相談を受け、必要な調整を一緒に考える。その対応を大切にしたいと思います。
XEROTTAでも、働き続ける力を、一人ひとりの我慢に頼りたくありません。休む人を支え、支える人にも負担を偏らせない。休息を取りやすくすることを、会社の仕事の一つとして考えていきます。



