
働き方への考えが違うとき、「世代が違うから」で話を終えてしまうことがあります。しかし、同じ年齢でも、仕事への希望、生活の事情、得意な伝え方は一人ひとり違います。
会社を経営する立場として、世代のイメージで人を理解したつもりにならず、本人の言葉と実際の仕事を確かめたいと考えています。
慣習には、今の目的を問い直す
朝礼、電話、名刺交換、会食。長く続けてきたことにも、必要な役割がある場合があります。一方で、目的が曖昧になり、参加すること自体が目標になっているものもあるかもしれません。
何を共有したいのか。どの判断を早くしたいのか。お客様に何を伝えるのか。目的を言葉にしたうえで、今の方法が合っているかを確かめます。「昔からそうしている」と「若い人が嫌がる」の二択にせず、実際の効果と負担で見直したいと思います。
連絡方法は、好みだけで決めない
チャットが使いやすい人もいれば、短い会話で確認したい人もいます。重要なのは、個人の好みを争うことより、必要な情報が必要な人に届き、後から確認できることです。
緊急時の連絡先、通常の返信の目安、決定事項の残し方をそろえる。電話で決めたことも記録する。相手がすぐ返せない事情も考える。共通の約束があれば、違いを補い合いやすくなると思います。
交流への参加と、仕事の評価を分ける
仕事の後の食事が好きな人も、予定があって参加できない人もいます。参加しなかったことで情報や機会から外れるような運営は避けたいと思います。
業務に必要な相談や共有は、勤務時間の中でできるようにする。交流の場を設けるときは、目的、費用、時間、参加の扱いを明確にする。本人が断る理由を細かく説明しなくてもよい配慮も必要だと考えています。
同じ敬意と、必要に応じた支援を
年齢にかかわらず、挨拶、約束、説明、相手への敬意は大切にしたいことです。ただし、その表し方が一つとは限りません。目の前の行動について、何が必要で、何に困っているかを具体的に話します。
経験の浅い人には背景を説明し、慣れた人にも新しい方法を学ぶ時間を用意する。教える役と教わる役を年齢で固定しない。お互いの知恵を使える会社でありたいと思います。
XEROTTAでも、違いを世代の問題に閉じ込めず、本人に聴き、仕事の条件を整える。経営者として、まず自分の「当たり前」を問い直すところから始めたいと考えています。



