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検索エンジンがたどれる内部リンクを整える

執筆:XEROTTA編集部

ITサービス・業務改善の実務チーム

検索エンジンがたどれる内部リンクを整える

Conclusion

この記事の結論

重要な記事へ、一覧や関連ページから意味のあるリンクを設けます。リンク先を持つHTMLとページ送りを確認し、本番でたどれることを検証します。クロール可能な状態と検索結果への登録は分けて確認します。

このガイドの対象

企業サイトの記事一覧、ナレッジ、支援例を管理する担当者と、画面の実装を担当する開発者。記事を増やした後に、読者と検索エンジンの両方が必要なページへ進めるかを点検するためのガイドです。

公開URLが存在するだけでは、サイト内の導線が整っているとは限りません。一覧の最初の数件だけがリンクされ、残りがボタン操作の後にしか現れない構成にも注意します。

対応の流れ

対応手順を図で確認
  1. 01公開ページとリンクの入口を一覧にする
  2. 02記事リンクとページ送りを整える
  3. 03本番HTMLと実際の移動を確認する
  4. 04Search Consoleで取得と登録を分けて確認する

確認結果で判断期待どおり → 結果を記録して完了期待と異なる → 止まった手順と結果を整理し、担当者へ確認

詳しい手順

1. 公開ページと入口を照合する

CMSの公開記事一覧と、サイト上で到達できるURLの一覧を用意します。トップ、カテゴリ、記事一覧、関連する記事を入口として、各記事へのリンク元を記録してください。サイトマップに存在していても、サイト内のどこからもリンクされていないページは、導線の見直し対象です。

対象URL、カテゴリ、リンク元、HTTP応答、確認日を同じ台帳に残すと、追加公開後の点検にも使えます。非公開記事、プレビューURL、検索条件でできる大量のURLは、公開記事と区別します。

2. URLを持つリンクとして実装する

Googleが一般にたどれる基本形は、実在するリンク先をhref属性に持つa要素です。例えば、記事カードの見出しを「問い合わせフォームのBot対策」のような内容が分かる文字列でリンクします。「こちら」だけを並べるより、移動先を判断しやすくなります。

JavaScriptで追加したリンクも、適切なa要素とhrefがあればクロール対象になり得ます。一方、クリック処理だけを付けた要素や、実際のURLを持たない操作部品を、記事への唯一の入口にしないようにします。Googleのリンク実装ガイド

リンク数を増やすこと自体を目的にせず、カテゴリの一覧や説明の文脈に合う関連記事から、必要な情報へ進めるようにします。

3. 2ページ目以降にも到達できるようにする

「もっと見る」や無限スクロールを使う場合は、操作後に現れる記事への到達経路を確認します。Googleのクローラーは通常、ボタンをクリックして追加コンテンツを読み込みません。ページごとのURLを用意し、次のページへ進むリンクを設ける方法を検討します。

ページ送りを導入する場合は、各ページに固有のURLと適切なcanonicalを設定します。内容が異なる2ページ目以降を、一律に1ページ目のcanonicalへまとめないようにします。Googleのページ分割ガイド

表示件数、最終ページ、カテゴリ切り替えの組み合わせを確認し、途中の記事が抜けたり同じ記事だけを繰り返し表示したりしないことも点検します。

4. 公開後のHTMLと画面を確認する

本番の一覧を開き、記事名、リンク先、次ページのURLを確認します。開発環境だけでなく、ログインしていない利用者と同じ条件で、一覧から最終ページまで移動してください。スマートフォンでもカードやページ送りを操作できるか確認します。

  • 重要な記事へ、少なくとも一つの別ページからリンクされている。
  • リンク先が正しい本文を返し、不要な転送や404にならない。
  • HTMLのリンク先と、クリック後の移動先が一致する。
  • 追加記事が一覧・カテゴリ・関連導線へ反映される。

公開URL一覧と、リンクをたどって到達したURL一覧の差分を確認すると、画面の抜き取り確認だけでは見落とす記事も探せます。

5. 取得できることと検索登録を分けて確認する

Search Consoleでは、対象URLの取得結果やインデックス登録状況を確認します。必要に応じてライブテストやインデックス登録リクエストを実施し、実施日時と結果を記録します。リクエストの受付や取得の成功だけで、検索結果への掲載が完了したとは判断しません。

サイトマップ、robots.txt、noindex、canonicalも併せて確認します。導線に問題がなくても、別の設定や検索エンジン側の判断によって登録されない場合があります。

完了の確認

記事へのリンクが本番HTMLにあり、一覧・カテゴリから対象記事まで実際に移動できることを確認します。ページ送りの最後まで点検し、公開記事と到達URLの差分を記録してください。検索登録は後日のSearch Consoleで別に確認します。

XEROTTAでは2026年10月6日のサイト改善で、一覧から各ページへ進む導線を見直し、Googleによる取得の確認と登録リクエストを行いました。取得できる状態を確認する作業と、検索結果に登録されたかを追跡する作業を分けて進めています。

うまく進まない場合

画面では移動できるのにリンクが見つからない場合は、クリック処理への依存や、操作後にだけ追加されるリンクを確認します。

途中の記事へ進めない場合は、ページ送りのURL、取得件数、最終ページの判定、カテゴリの絞り込み条件を照合します。

取得できても登録されない場合は、canonical、noindex、重複内容、Search Consoleの除外理由を確認し、原因に対応した後で再確認します。内部リンクの改善だけで検索順位や掲載を保証することはできません。

参考情報

関連するナレッジ

公開ページの導線を整える際は、フォームの受付経路も併せて確認します。問い合わせフォームにBot対策を導入するでは、サーバー側の検証と実送信の確認を解説しています。

よくある質問

A内部リンクも必要です。サイトマップへの掲載とは別に、カテゴリや関連記事から読者が対象記事へ進める導線を設けます。公開URL一覧と実際にリンクをたどって到達できるURLを照合してください。

AJavaScriptで追加したリンクでも、実在するURLをhrefに持つa要素であれば、Googleがたどれる場合があります。ただし、ボタン操作後にだけ読み込まれる記事への入口は別に確認が必要です。

Aすぐ掲載されるとは限りません。本番でページへ到達できることと、検索エンジンのインデックス登録は別です。Search Consoleで取得状況と登録状況を確認し、canonicalやnoindexなどの設定も照合します。

関連サービス

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