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競争の激しい場所より、必要とされる場所へ。XEROTTAが考える事業の伸ばし方

執筆:XEROTTA編集部

ITサービス・業務改善の実務チーム

事業を成長させたいと考えるとき、私たちはつい、サービスを増やすことや、もっと大きな市場へ進むことに目を向けがちです。

ただ、その前に経営者として考えておきたいことがあります。

自社の力が、お客様の困りごとにいちばん役立つのは、どこなのか。

私は、この問いを曖昧にしたまま事業を広げても、仕事の量ばかりが増えてしまうと考えています。限られた時間と人の力を、誰のために、何に使うのか。成長の方向は、そこから決めていきたいと思います。

市場の大きさと、自社に合うかどうかを分けて考える

市場を見るとき、価格の高低に加えて、幅広い人に使われるものなのか、特定の用途や機能に応えるものなのか、という軸を置いてみると、事業の位置づけを整理しやすくなります。

多くの人が求める領域には、それだけ競争相手も集まりやすい。一方、用途が限られた領域では、お客様の仕事を深く理解することや、細かな条件に対応できることが価値になる場合があります。

もっとも、小さな市場なら競争を避けられるとは限りません。需要が少なすぎれば、事業を続けること自体が難しくなります。

見るべきなのは、競合の数だけではありません。困っている人がどれくらいいるか。その困りごとは、どれほど切実か。継続して対価をいただける形で解決できるか。そこまで確かめて、初めて自社に合う市場を判断できるのだと思います。

XEROTTAが向き合いたい、導入の先にある仕事

ITの世界には、便利な製品やサービスが数多くあります。しかし、製品を選ぶことと、現場で使い続けられる状態をつくることは、別の仕事です。

たとえば、端末を導入した後の管理。担当者が変わったときの引き継ぎ。複数のシステムへの二重入力。自動化した処理が止まった際の確認手順。

一つひとつは目立たなくても、こうした仕事が整理されていなければ、現場には負担が残ります。

XEROTTAとして大切にしたいのは、その負担まで見渡すことです。お客様の業務を整理し、必要な仕組みを整え、運用しながら改善する。導入後の仕事に責任を持つことで、継続して頼っていただける存在を目指したいと考えています。

広げるなら、今ある強みが届くところから

新しい事業の機会も、今の仕事の周辺から探していきたいと思います。

端末管理の相談を受けた際に、入退社時のアカウント整理にも負担が見つかるかもしれません。業務自動化を考える過程で、その前段階の入力ルールを整える必要が見えてくることもあるでしょう。

これは、考え方を説明するための例です。大切なのは、相談の入口だけで範囲を決めず、お客様の仕事がどこで滞っているのかを確かめることです。

そのうえで、自社の知識や経験を生かせる範囲から、小さく試す。効果と運用の負担を確認し、続けられる方法を磨く。その積み重ねが、無理のない事業の広がりにつながると考えています。

経営者が、仕事を増やしすぎない

お客様に向き合う時間を確保するためには、社内の仕事も見直さなければなりません。

目的が曖昧な会議、使われない資料、同じ内容の重複報告。経営者の思いつきで現場に増やしてしまう作業も含めて、その仕事が何に役立っているのかを問い直す必要があります。

確認や承認を減らす際も、契約上の約束や安全性、必要な管理まで省いてしまっては意味がありません。守るべきものを明確にしたうえで、重複や待ち時間を減らしていく。私自身が、その判断を引き受けたいと思います。

判断の軸は、お客様の仕事がどう変わったか

改善を振り返る際には、導入したツールの数だけで評価しないようにしたいものです。

処理にかかる時間は短くなったか。入力ミスは減ったか。特定の担当者しかできない仕事を、引き継げるようになったか。継続して使える状態になっているか。

こうした変化を、現場の声と数字の両方で確かめる。想定と違う結果が出たときには、方法を変える。そのために、現場が気づいた問題を率直に伝えられる関係も育てていきたいと思います。

XEROTTAが目指すのは、お客様の日々の仕事を支え、その先の改善を一緒に積み重ねられる会社です。

自社の強みが生きる場所を選び、必要とされる仕事に力を注ぐ。その判断を重ねながら、長く信頼していただける事業を育てていきます。

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