
新しい仕事を前にすると、できない理由が次々に浮かんでくることがあります。経験が足りない。知識が足りない。失敗したらどうしよう。慎重に考えることは必要ですが、自分への評価だけで足が止まってしまうのは惜しいことです。
私は、自信を「うまくいくと信じ切ること」ではなく、「次の一歩を選び、結果を受け止められること」として育てたいと考えています。
自分にかける言葉を、行動につながる形にする
「自分には無理だ」と結論を出す前に、「何が分かれば取り組めるだろう」と問い直してみる。言葉を変えただけで現実が変わるわけではありません。それでも、次に確認することを具体的にできます。
資料を一つ読む。経験のある人に相談する。影響の小さい範囲で試す。不安を否定するより、扱える大きさに分けることを大切にしたいと思います。
目標は、見返して使える形にする
目標を紙に書くなら、実現したい姿だけでなく、今週できる行動も並べます。「説明が上手になる」なら、次の打ち合わせの要点を三つにまとめ、相手の疑問を聞く、といった具合です。
書いたものは自分を追い詰める約束ではありません。状況が変わったら、期限や方法を見直してよい。目標を、日々の判断に使える道具にしていきます。
できたことと、変えることを残す
一日の終わりに、進んだことを一つ、次に変えることを一つ書く。成功だけを探すのでも、反省だけを積み上げるのでもなく、実際に起きたことを確かめます。
小さくても約束を守れた経験や、質問して理解が進んだ経験は、次の行動を選ぶ材料になります。反対に、助けが必要だったことも大切な記録です。自分を信じることには、相談する判断も含まれると思います。
経営者として、前向きさを従業員に求めるだけでは不十分です。挑戦できる範囲を決め、必要な情報と相談先を用意し、結果を一緒に振り返る環境を整える責任があります。
XEROTTAでも、言葉だけで自信を求めるのではなく、取り組みやすい一歩と、学びを残せる仕事の進め方を大切にしていきたいと考えています。



