XEROTTA

TOP / 採用情報 / キャリア・教育 / 7つの習慣 / レッスン6

レッスン6 / 第6の習慣

シナジーを創り出す

違いを、対立の原因だけで終わらせない。
互いの視点から、最初の案を超える方法を一緒に生み出しましょう。

違いを生かす仕事・日常のアニメ第3の案を探す小さく試して確かめる

まずは、図でつかもう

1 / 4

矢印を追い、各ポイントを押して確認しましょう。

01 / LESSON 06

違いを生かして、
一人の案を超えるものをつくる。

自分は「説明を詳しくしたい」、相手は「短く見せたい」。こんなとき、どちらかの案を通すか、少しずつ削るかの二択になっていないでしょうか。

シナジーとは、互いの違いや強みを生かす協力によって、別々に考えた案や単純な足し合わせを超える価値を生み出すことです。「相乗効果」とも言います。人数が増えれば自動的に起きるわけではありません。相手の見方を知り、自分の考えも更新する姿勢が必要です。

レッスン4では双方に役立つ成果を目指す姿勢、レッスン5では互いを理解する対話を学びました。今回はそれを土台に、「私の案か、あなたの案か」から「一緒なら、もっとよい方法をつくれないか」へ進みます。

学習目標と確認ポイント詳しく見る
  • 意見の違いを、相手を否定する理由ではなく、学ぶ手がかりとして扱える。
  • 単なる分担・妥協と、シナジーの違いを説明できる。
  • それぞれの案の奥の目的と、共通の成功条件を確かめられる。
  • 最初の二案に縛られず、別の仕組みや進め方を考えられる。
  • 小さく試し、成果と負担を確かめて改善できる。
今日の問い

「なぜ相手は違うのだろう?」を「相手には何が見えているのだろう?」へ。そして「互いの大切な条件を満たす、別の方法はないだろうか?」。

音声はありません。入力と回答は外部へ送信されず、自動保存されません。アニメと練習は何度でも確認できます。

シナジーを創り出すの学習内容を表した日本人の仕事・日常の場面
自分に見えていないことを、相手は知っているかもしれない。詳しく見る

02 / LESSON 06

新人は「初めて見た人が分からない言葉」に気づきやすいかもしれません。経験者は「省くと誤解を招く説明」を知っているかもしれません。どちらか一方だけで決めると、見落とすことがあります。

違いを我慢するところから、違いに学ぶところへ。

違いを邪魔と見る

「同じように考えてくれれば早いのに」。反対意見を、進行の妨げや自分への攻撃と受け取り、話を聞く前に退けます。

違いを情報と見る

「私が知らない利用場面を見ているのかもしれない」。理由を聞き、違いの中から案を改善する手がかりを探します。

違いには、知識、経験、得意なこと、気づくリスク、使う環境、価値観などがあります。年齢や立場だけで「この人はこう考える」と決めず、本人から確かめます。

自分の案も、完成品として守り切らない。

「相手を理解した結果、自分の案が変わるかもしれない」と受け入れます。自分の考えをなくすのではなく、根拠を説明しながら、知らなかった情報に開かれた状態をつくります。

違いを尊重することと、全てを正しいとすることは別。

事実に反する情報や、守るべきルールに反する方法まで採用する必要はありません。「その心配は分かりました。事実を確かめたうえで、別の方法を考えませんか」と、相手への尊重と案の検討を分けます。

役立つ一言

「その案で、特に守りたいことは何ですか」「私が見落としている点を教えてください」「聞いたことを踏まえて、私の案も変えてみます」。

03 / LESSON 06

「短くしたい」と「詳しくしたい」。
どちらの案を採用する?

架空の新人・アオイと先輩・ミナトが、申込ページを考える8場面です。相手の案を否定する会話から、新しい構成を一緒に試す会話へ変わる過程を見てください。発言者は吹き出し内に明記しています。

場面1 / 案がぶつかる月曜 10:00
新人・アオイ
アオイ「申込ページは、短くしたいです」

ミナト「重要な条件は詳しく書かないと、誤解されないかな」

先輩・ミナト
短いか長いかで争う前に、各自が守りたいことを知る必要があります。
1 / 8

約10秒で次の場面に切り替わります。一時停止や「前へ」「次へ」で、自分のペースでも読めます。

端末の設定に合わせて動きを抑えています。

アニメの内容を、まとめて文章で読む

1. アオイ「申込ページは、短くしたいです」 ミナト「重要な条件は詳しく書かないと、誤解されないかな」
2. アオイ「長い説明は読まれません。削りましょう」 ミナト「それでは条件が伝わらない」。互いに同じ主張を繰り返します。
3. アオイ「二つの案よりよい方法を、一緒に考えませんか」 どちらかの案をそのまま通すのではなく、利用者にとってのよさを探すと確認します。
4. ミナト「申込前に重要な条件を知ってほしい」 アオイ「初めての人が入口で迷わないことを大切にしたいです」
5. アオイ「入口が見つかり、重要条件も確認できることですね」 スマホで読み進められること、重要条件を隠さないこと、更新できる量も条件にしました。
6. ミナト「要点と重要条件を先に整理し、詳細へ案内するのは?」 二人で、入口付近の短い要点、目立つ重要条件、項目別の詳細を組み合わせた構成を描きます。
7. アオイ「まず一画面の案を作り、操作と理解を確認しましょう」 許可を得た確認者に入口を探してもらい、重要条件も説明できるか確かめます。
8. ミナト「入口は分かったけれど、条件の一つが見落とされたね」 該当する条件の見せ方を直し、再確認します。公開と更新の担当も相談しました。

04 / LESSON 06

二人で作業すれば、
それだけでシナジー?

協力には、いくつかの形があります。分担も妥協も必要な場面がありますが、その全てがシナジーというわけではありません。

進め方ページ制作の例何が起きている?
一方の案を採用短くする案を、そのまま通す。一人の案が選ばれた状態。相手の懸念が解消したかは別に確認が必要。
単なる分担文章担当と配置担当を分け、各自で完成させる。作業を分けて効率化する。互いの発想が変わるとは限らない。
機械的な妥協長さの中間を取り、文章を半分にする。双方が譲る案。入口の分かりやすさや必要条件が満たされるとは限らない。
シナジーを目指す協力理由を理解し、要点・重要条件・詳細の見せ方を一緒に設計する。違う視点から、最初の二案にはなかった構成を生み出し、成果を確かめる。

第3の案とは。

自分の案をA、相手の案をBとしたとき、AかBかの選択に閉じず、互いの大切な点を踏まえてつくる新たな案です。「三番目に思いついた」だけではなく、両者の出発点を超えるよさがあるかを見ます。

AとBの部品を全部盛り込めばよいわけでもありません。複雑で使いにくくなるなら、目的に近づいていません。何が改善され、どんな負担が増えたかを確かめます。

アニメで比較:同じ意見の違いから、どう進める?

「1+1が2を超える」という表現は、協力によって新しい価値が生まれることのたとえです。人数に応じて必ず成果が増えるという計算式や、効果の保証ではありません。

05 / LESSON 06

率直な違いが出せることが、
新しい案の出発点になる。

1. 双方に役立つものを目指す。

相手を負かす、黙らせることが目的だと、意見を出す意味が失われます。自分にも相手にも価値があり、利用者や関係者にも無理を押しつけない成果を目指します。

2. 相手の見方を、自分の言葉で確かめる。

「詳しくしたいのは、申込後に条件を知って困る人を減らしたいから、という理解で合っていますか」。理解が違えば訂正してもらいます。聞いたふりをして、自分の案へ誘導しないようにします。

3. 立場が低い人にも、発言する余地をつくる。

新人が「分からない」と言ったことを、知識不足で片づけると、初めて使う人の視点を失うかもしれません。会議で話しにくい場合は、先に短いメモを出す、少人数で話すなどの方法も考えます。

4. 人と案を分けて検討する。

「あなたの考え方はだめ」ではなく、「この配置では重要条件が見落とされるかもしれない」と案と影響を扱います。「なぜ反対?」だけでなく、「どんな心配がある?」と尋ねることもできます。

率直さと配慮を両立する返し方

「その視点は私にはありませんでした。一方、この条件を守る必要もあります。どちらも満たす別の見せ方を考えられますか。」

仲がよいだけで、よい案が生まれるとは限りません。言いにくい違いも扱えること、聞いた内容を検討へ反映することが大切です。

違いから、試せる案へ。一緒に考える六つの進め方。詳しく見る

06 / LESSON 06

1. 一緒に探す意志と、使える時間を確かめる。

「今の二案よりよい方法を考えてみませんか」。自分も変えるつもりで問いかけます。相手に余裕がなければ時間を相談し、急ぎの判断なら検討範囲を絞ります。

2. 各案の目的と気がかりを出す。

「短くしたい」の奥の「入口で迷わせたくない」、「詳しくしたい」の奥の「条件を理解してほしい」を出します。自分の推測で相手の理由を埋めません。

3. 成功の基準を、一緒に決める。

誰にとって、何ができればよいかを具体化します。ページの例なら「初見で申込先が分かる」「申込前に重要条件を確認できる」「スマホで操作できる」「担当者が更新できる」などです。期限・予算・権限・守るルールも確認します。

4. 方法の枠を広げ、案を複数出す。

文章量だけで争わず、情報の順序、見出し、図、確認するタイミング、ページの分け方などへ広げます。「もし方法を変えられるなら?」と考えます。案を出す段階では粗いメモや図で十分ですが、必要条件に反する案は採用しません。

5. よい点を取り込み、よりよい案へ練り直す。

各案を成功基準と照らし、残す点と直す点を選びます。案を出した人の立場で決めず、「この案のよさを生かすと、別の構成にできないか」と考えます。自分の最初の案に固執しないことが、ここで役立ちます。

6. 小さく試し、結果で改善する。

完成前に簡単な画面案を作り、操作や理解を確認します。良い反応だけを集めず、見落としや迷いも記録します。結果に応じて修正し、実施する担当・期限・確認方法を決めます。

最初の案と比べる問い

①共通の成功基準をよりよく満たす? ②相手の視点から改善された点は? ③新たな負担や問題は? ④実行と維持ができる? ⑤試して確かめる点は?

毎回、大きな発明が必要なわけではない。

二人で説明を見直し、初めての人が迷わない手順に変えることもあります。派手な新しさより、目的に対する新しい価値が生まれたかを見ます。試す前の案を、必ず成功する完成形として扱わないようにします。

07 / LESSON 06

仕事以外でも、
違う希望から新しい方法を探す。

各5場面です。最初の希望の「奥にある目的」を聞くと、何が変わるかを見てください。例の結論をそのまままねるのではなく、本人の希望と現実の条件を確かめます。

1 / 5

相手の強みと自分の強みを、成果につながる形で組み合わせる。詳しく見る

08 / LESSON 06

仕事:新人向けの手順書。

経験者は抜け漏れを防ぐため全ての手順を文章にしたい。新人は、最初に何をするか分からず困っています。「半分に削る」で終えず、初回の流れを示す図、判断が必要な箇所の説明、詳細を参照できる構成を一緒に作ります。

新人が実際に操作し、止まった箇所を説明し、経験者が省けない注意点を確かめます。新しい人の理解と、経験者の知識が互いの案を変える点が大切です。図だけ担当・文章だけ担当に分けて一度も見合わせない方法とは異なります。

仕事:問い合わせ対応の改善。

対応担当は「説明を速くしたい」、確認担当は「聞き漏らしを減らしたい」。互いの困りごとを出し、よくある内容は短い質問順にし、条件が異なる場合は詳しい確認へ進む案を考えます。実際の記録で、漏れや負担が減るかを小さく確認します。

日常:部屋の片づけ。

一人は見える場所をすっきりさせたい。もう一人はよく使う道具をすぐ取りたい。全て隠すか全て出すかではなく、使用頻度を確認し、よく使うものは取りやすい定位置、その他は分類して収納する案を一緒に試します。

日常:学び合い。

自分は用語を覚えるのが得意、友人は例で説明するのが得意。単に半分ずつ暗記するだけでなく、用語と具体例を対応させた問題を共同で作り、互いに説明して理解の穴を見つけます。相手の方法に触れて、自分の学び方も変わります。

「協力したから成功」と決めず、何が変わったかを見る。

最初は何が難しかったか。どんな違いを知ったか。それを使って何を変えたか。利用者や当事者にとって、どんな改善が確かめられたか。この順で振り返ります。

09 / LESSON 06

違う意見が出たとき、
次に何をする?

それぞれの案の理由と、共通の成功条件に注目して選びます。解説を読んで何度でも選び直せます。

10 / LESSON 06

新しい案を探すことと、
無理に一つにまとめることを分ける。

多数決で決めるのは、いつも間違いですか?

期限や決定ルールに応じて必要な場合があります。ただ、票数だけでは各案の理由を学べません。可能な範囲で懸念を確かめたうえで判断し、残る課題や見直し条件も記録します。

分担は、シナジーではないのですか?

分担は役立つ協力方法です。そこから互いの視点が案を変え、新たな価値が生まれる場合もあります。ただし、仕事を分けただけで必ずシナジーが起きたとはいえません。

全員の希望を全部入れればよいですか?

案が複雑になり、使いにくくなることもあります。何を満たせば成功かで比べ、必要な点を選び直します。第三者への負担や、運用の手間も確認します。

互いに何も変えるつもりがありません。

まず、新しい案を探す意志があるかを確かめます。相手を言い負かす場にせず、目的や懸念を理解するところへ戻ります。今は難しければ時間を置く、判断できる人へ相談する方法もあります。

考え続けても、よい案が出ません。

時間の上限を決め、情報を追加する、小さな試作を比べる、必要な視点を持つ人へ相談するなどの方法があります。期限がある場合は、現時点で選べる案と残る課題を共有し、適切な人と判断します。

違いを尊重するなら、危険な案も受け入れますか?

相手を尊重することと、案を採用することは別です。必要な安全・正確さ・権限などの条件を明らかにし、満たさない案は進めません。双方がよくても、他の人へ不利益を押しつけないようにします。

11 / LESSON 06

違いを生かす協力を、
考え方から確かめる。

全5問。回答後に理由が表示されます。結果はこのページ内の練習用です。

回答済み 0 / 5問

12 / LESSON 06

違いを知り、案を変え、
試して確かめる。

一つの場面を選びます。相手に聞いていないことは「推測」「未確認」と書き、案と確かめた事実を分けます。入力は保存されません。残したい場合は自分でコピーしてください。

今日から試す、小さな一歩。

次に違う意見が出たとき、すぐ反論せず、「その案で守りたいことは何ですか」と一度聞いてみましょう。その後、自分の理由も伝え、両方を踏まえた別の方法を一つ考えます。

  • 違いに学ぶ。自分に見えていない視点を、相手は持っているかもしれません。
  • 自分の案も更新する。相手だけを変えようとしません。
  • 成功基準をそろえる。誰の何に役立つ案かを、共通の目的から確かめます。
  • 第3の案を探す。二択や機械的な中間に閉じず、方法を広げます。
  • 試して改善する。新しさだけで評価せず、成果と負担を確かめます。
このレッスンのゴール

「自分は○○、相手は△△を大切にしていると分かった。共通の成功基準を決め、違いを生かした□□案をつくった。小さく試して、成果と負担を確かめる」と説明できることです。

次へ:レッスン7「刃を研ぐ」 →