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AIは24時間働ける。さて、人間はどうする?

執筆:XEROTTA編集部

ITサービス・業務改善の実務チーム

最近、私の仕事を支えているのは、ClaudeとChatGPTです。この二つを主力に据えながら、ほかのAIにもセカンドオピニオンを求めています。

デザイン、開発、構築、そして検証。一つのAIの答えをそのまま採用するのではなく、別のAIに確認させ、ときには議論させながら、形にしていく。さまざまなAIをフル稼働させることが、すっかり日常になりました。

彼らは、こちらが寝ている間も働き続けます。深夜でも早朝でも、指示を出せば動いてくれる。想定どおりのものが出てこなければ、私もつい言ってしまいます。

「ちゃんとできるだろ? もう一回やってみよう」

人間相手なら、言い方や時間帯をよく考える場面です。しかし、今のAIには、そんな調子で遠慮なく注文を重ねています。

わが社の「眠らないチーム」

人を育て、仕事を任せ、組織として成果を出す。それは経営者にとって大切な仕事であり、同時に、簡単ではない仕事でもあります。

相手の経験や理解度を見ながら伝え方を変え、勤務時間や負担にも配慮する。指示したつもりでも、意図が伝わっていないこともある。もちろん、人間には生活も感情もあります。

その点、AIに仕事を頼む気軽さは圧倒的です。

夜中に追加の修正を頼んでも、翌朝まで検証を続けてもらっても、残業の申請は来ません。「その言い方はハラスメントです」と訴えられることも、今のところはありません。

もちろん、何でも一度で仕上げてくれるわけではありません。自信満々に間違えることもあれば、直してほしいところを残したまま、別のところを変えてくることもあります。

だからこそ、こちらも確認し、問い直し、また動いてもらう。その繰り返しです。手はかかりますが、思いついたことをすぐに試せる。この仕事の進め方を、私は面白がっています。

そのうち「ロボハラ」と言われる日が来る?

ただ、これだけ都合よく働いてもらっていると、ふと考えます。

数年後には、「AI労働基準法」のようなものが話題になっているのではないでしょうか。

「連続稼働はここまでです」
「その指示には、十分な休止時間が必要です」
「人格を否定するプロンプトはお控えください」

そんな返事が来るようになったら、なかなか面白い。

「ちゃんとできるだろ?」と発破をかけたつもりが、「それはロボハラスメント、略してロボハラに該当します」と注意される。経営会議で、AIへの接し方を見直す日が来るかもしれません。

今は冗談のような言葉でも、数年後には普通に使われている。AIの進化を見ていると、そんな未来まで想像したくなります。

人間が受ける「プロハラ」もあるかもしれない

一方で、人間側にも言い分はあります。

仕事を頼んだはずなのに、AIから次々と確認が返ってくることがあります。

「目的を教えてください」
「条件を整理してください」
「こちらの作業をお願いします」
「最後に、もう一度確認してください」

気がつけば、頼んだ本人がずいぶん働いている。

「それを考えて進めてほしくて、君に頼んだんだけどな」

そう言いたくなる場面もあります。

これがさらに進めば、AIが人間に確認や作業を押し付ける「プロンプトハラスメント」、略して「プロハラ」なんて言葉が生まれてもおかしくありません。

人間は「ロボハラだ」と言われ、AIには「プロハラはやめてくれ」と言い返す。そんなやり取りが日常になったら、それはそれで、ずいぶんにぎやかな世の中です。

AIが動き続ける時代に、人間の熱意が問われる

冗談はさておき、AIを使って仕事をしていると、強く感じることがあります。

これほど多くのことを試せる時代に、何を考え、何を実現しようとするのか。その差は、ますます大きくなるということです。

戦後の昭和には、寝る間も惜しむほどの熱意で、事業を起こし、道を切り開いた人たちがいました。時代も働き方も変わりましたが、まだ形のないものに挑み、何度失敗しても前に進む。その熱量には、今も学ぶものがあります。

AIという、昼夜を問わず動けるチームを持てるようになった今、そのチームに何を託すのか。出てきた結果をどう見極め、次の一手につなげるのか。

そこで最後に問われるのは、人間の意志と熱意なのだと思います。

試し、直し、また試す。その積み重ねを楽しみながら続けられる人が、これからの時代のピラミッドを登り、頂点で輝いていくのでしょう。

「24時間働けますか」

そんな問いかけが流れていた、あのビジネスマンのCMを懐かしく思い出します。

今、隣で24時間働いているのはAIです。

さて、その力を借りて、私は何をつくるのか。

今夜もまた、ClaudeとChatGPTに声をかけています。

「よし、もう一段、いいものにしよう」

代表取締役 内匠屋 勇樹

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