- 01
Microsoft Intuneとは
Microsoft Intune(マイクロソフト インチューン)は、PC・スマートフォン・タブレットなどの端末をクラウドから一元管理するMicrosoftのサービスです。
- 02
中小企業こそIntuneを導入すべき3つの理由
理由1:情シス不在でも管理が回る仕組みを作れる
- 03
Intune導入の進め方
導入は次の3ステップで進めるのが基本です。
本文のポイントを図で整理
Conclusion
この記事の結論
Microsoft Intuneは、PC・スマートフォンなどの端末をクラウドから一元管理するMicrosoftのサービスです。Microsoft 365 Business Premium等のライセンスに含まれるため、多くの企業は追加費用を抑えて導入でき、キッティング自動化・セキュリティ設定の統一・紛失時の遠隔対応が可能になります。導入は「現状の棚卸し → 設計 → 段階展開」の順で進めるのが失敗しないポイントです。
2026年10月6日訂正:遠隔ロックとワイプの適用条件、条件付きアクセスの前提を補足しました。出典のない比較・順位の断定を改めました。
Microsoft Intuneとは
Microsoft Intune(マイクロソフト インチューン)は、PC・スマートフォン・タブレットなどの端末をクラウドから一元管理するMicrosoftのサービスです。MDM(モバイルデバイス管理)・MAM(モバイルアプリケーション管理)と呼ばれる領域の製品で、Microsoft 365 と深く統合されている点が特長です。
Intuneを使うと、管理者は次のことをクラウドの管理画面から実行できます。
- 会社が管理するPC・スマートフォンの状態の一覧把握
- セキュリティ設定(暗号化・パスワードポリシー等)の一括適用
- アプリケーションの配布・更新
- 紛失・盗難時の遠隔対応:対応OS・登録方式に応じた遠隔ロック、またはワイプ(データ消去)
- Windows Autopilotと組み合わせたキッティングの自動化
遠隔ロックとワイプは別の操作で、対応するOS・登録方式が異なります。Intuneの標準の遠隔ロック操作はWindowsには対応していません。対応端末でも、事前のIntune登録、コマンドを受け取るためのインターネット接続、必要な管理権限を確認してください。遠隔ロックで端末へのアクセスを制限するには、既存のパスコードまたはPINも重要です。ワイプはデータを削除する操作のため、対象端末と削除範囲、バックアップ、実行の承認を確認してから使用します。各操作の対応条件はMicrosoftの公式資料をご確認ください。
Entra IDとの関係
Intuneは、MicrosoftのID管理基盤であるMicrosoft Entra ID(旧Azure Active Directory)と組み合わせて利用します。Entra IDが「誰が」を、Intuneが「どの端末で」を管理するイメージです。条件付きアクセスでは、対象ユーザー・アプリ、端末の準拠状態などをポリシーで指定してアクセスを制御します。利用にはMicrosoft Entra ID P1などの対応ライセンスが必要で、リスクに基づく制御などは追加のライセンス要件があります。Intuneに端末を登録するだけで、すべての社内データへのアクセスが自動的に制限されるわけではありません。対象アプリ、除外設定、必要なライセンスと動作を確認したうえで設計・検証してください。
中小企業こそIntuneを導入すべき3つの理由
理由1:情シス不在でも管理が回る仕組みを作れる
中小企業では、総務や経理の担当者がIT管理を兼任しているケースが多くあります。Intuneを導入すると、端末の状態確認や設定変更がクラウドの管理画面に集約されるため、属人的な手作業に頼らない管理体制を作れます。管理業務そのものを外部パートナーへ委託しやすくなる点も大きな利点です。
理由2:キッティング時間を大幅に削減できる
Windows Autopilotと組み合わせることで、新しいPCを「箱から出して電源を入れ、サインインするだけ」で業務可能な状態にできます。従来1台あたり数時間かかっていた初期設定作業が自動化され、入社対応や端末入れ替えの負担が大きく減ります。
理由3:セキュリティ対策の土台になる
端末の暗号化(BitLocker)やOS更新の適用状況を一括で管理・強制できるため、「対策できていない端末が放置される」状態を防げます。近年増えている取引先からのセキュリティチェックシートにも、管理体制を具体的に示して回答できるようになります。
Intune導入の進め方
導入は次の3ステップで進めるのが基本です。
| ステップ | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 現状の棚卸し | 端末・アカウント・ライセンスの現状を整理 | 台帳と実態のズレをここで解消する |
| 2. 設計 | 管理ポリシー・展開方法・運用ルールを設計 | 運用まで含めて設計するのが失敗しないコツ |
| 3. 段階展開 | 一部の端末から順次登録・展開 | 業務を止めず、問題を小さく潰しながら進める |
設計を省略して全端末に一度に展開すると、現場の業務に支障が出るおそれがあります。小さく始めて段階的に広げることを強くお勧めします。
導入後は「運用」が本番
Intuneは導入して終わりのツールではありません。入退社に伴う端末・アカウントの処理、ポリシーの見直し、OS更新への追従など、日々の運用があってはじめて効果を発揮します。社内に専任者を置けない場合は、導入から月々の運用までを外部パートナーに任せる方法が現実的です。
Xerottaでは、Intune・Entra IDの設計・導入から、月額での継続運用までを一貫して支援しています。まずは現状の棚卸しからお手伝いしますので、お気軽にご相談ください。
対応手順と図解
同じ課題に対応するときの確認手順です。対象環境と権限を確認してから進めてください。
- 01管理する端末とアプリ、利用者、所有形態を整理する
- 02登録方式とポリシー、ライセンスを少数端末で確認する
- 03登録表示だけでなく設定配信と業務利用を確認する
確認結果で判断期待どおり → 結果を記録して完了期待と異なる → 止まった手順と結果を整理し、担当者へ確認
手順 1
管理する端末とアプリ、利用者、所有形態を整理する。
手順 2
登録方式とポリシー、ライセンスを少数端末で確認する。
手順 3
登録表示だけでなく設定配信と業務利用を確認する。
完了の判断
最後の手順で期待する結果が得られたことを記録します。設定変更や処理の受付だけで完了とせず、利用者の操作と実際の結果を確認してください。うまく進まない場合は、停止した手順・発生時刻・対象・確認済みの結果を担当者に伝えます。
よくある質問
AMicrosoft 365 Business Premium、Enterprise Mobility + Security、Microsoft 365 E3/E5などにIntuneが含まれます。既にMicrosoft 365を契約している場合、プランによっては追加費用なしで利用開始できます。
A台数の下限はありません。10台程度の規模でも、入退社対応やキッティングの自動化、セキュリティ設定の統一といった効果が得られます。台数が増える前に基盤を作っておくほうが、後からの導入より負担が小さくなります。
A可能です。利用中のPCを業務を止めずに順次登録していく段階移行が一般的です。移行時にOSの再インストールが必要になるケースもあるため、事前の環境調査と移行計画の設計が重要です。
関連サービス
関連する支援例・参考費用
支援内容
IntuneでPC管理と初期設定をそろえる
想定範囲:Intune 1テナント、試験PC5台、構成プロファイル3件、標準アプリ2本の登録・配布と台帳照合。
支援内容と進め方を見る →参考価格(税別・役務のみ)
初期役務費 450,000円
月次役務は別途 50,000円/月(税別)
機器・ライセンス・クラウド利用料等は別途。実績価格・確定見積ではありません。
支援内容
PCとアカウントをつなぎ、入退社対応を標準化する
想定範囲:1部門、Entra ID・Intune各1一覧、入社・異動・退職3手続き、模擬利用者5人の照合。
支援内容と進め方を見る →参考価格(税別・役務のみ)
初期役務費 275,000円
月次役務は別途 25,000円/月(税別)
機器・ライセンス・クラウド利用料等は別途。実績価格・確定見積ではありません。
