6月20日は父の日

 | PICLOG

今日は父の日です。

父の日は、「母を讃える日があるのに、なぜ父を讃える日がないんだ!」という事で始まったアメリカ発祥の祝日ですね。

母の日は、カーネーションを送ると言うのが常識でもありますが、意外と知らない人も多いかもしれませんが、父の日は黄色い花なんだそうです。ただ、もう昔の話なので、今はなんでもアリだと思いますが・・

さて、私の父親は、私が20代前半の時に亡くなってしまった為、直接讃えることはできないのですが、父の命日と父の日は自然と生前の父を思い出します。

小さい頃に剣道を教わり、短距離や長距離の走り方を教わり、新聞配達のアルバイトに付き添ってもらって、勉強を教えてくれて。

大人になって一人暮らしを始めた頃に、急に私の自宅に泊まりにきて。

なんでだろうと思ったら、「俺はガンだと思う。もう長くないから」と、わけのわかない事を言い出す始末。

あんまり気に留めていなかった私は、その時勤めていた、某銀行のオンライン事務センターの日勤オペレータをしていた時に、急に上司から呼び出され、父の容態が相当悪い事を知らされ、あれよあれよという間に、最後は肝臓癌で亡くなりました。

 

男の子だったら分かると思うのですが、一番最初に超えたい相手・認められたい相手は、実は父親なんですね。

だから、若い時に父親は亡くした私は、何を目標に頑張れば良いのか、分からなくなってしまった時期でもありました。

父は寡黙な人で、よく本を読んでいる姿を見て、「趣味とか何か楽しむことはないの?」と聞くと、「本読んでるのがリラックスしてるんだ」と答えた事をよく覚えています。

あんなに仕事が忙しくて、あんなに強くて、あんなに寡黙で、あんなに美味しそうにセブンスターのタバコを吸っていた父親を今日は讃えたいなと思います。

 

生前は、職業柄、革靴を履いていたので、よく水虫になっていて、真剣に水虫の水疱を潰していた姿や、相撲を見ていると、自分が相撲をとっているかのように、体が動いているのをよく見ていました。その時は千代の富士が全盛期の時だったと記憶しています。

天国で水虫になっていないか心配です。

 

皆さんも父の日には、父親の事を考えてみて、讃えてあげてください。