コミュニケーションの将来を考えてみた

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音声電話の未来ってどうなるの?と聞かれたので、少し考えて見ることにしました。

ネットとかで調べてみると、キーワードとしては「5G」の事ばかりが記載されていますし、総務省が公衆電話を4分の1に削減するなどの発表があったりして、コミュニケーションのあり方の分岐点にきているように思います。そういう意味では、そろそろ本格的にコミュニケーションの未来を考えて備える必要があるのかなと思った次第です。

 

という事で、この件に関して若い世代にインタビューをして見ると、面白いことが分かりました。

まず、コミュニケーションは、現代では4つの手段があります。それは、

・対面コミュニケーション(人と人)

・文字コミュニケーション(LINE、Instagram)

・動画コミュニケーション(FaceTime、Teams、Zoom)

・音声コミュニケーション(電話、LINE通話)

の4つです。

 

 

では、このコミュニケーションを団塊世代を中心とした方々に聞いて見ると、利用がもっとも多い順は、下記のようになります。

1)対面コミュニケーション 「とりあえず会えません?的な」

2)音声コミュニケーション 「とりま、電話みたいな」

3)動画コミュニケーション 「孫の顔みてーなー的な」

4)文字コミュニケーション 「老眼進んできたから文字見えねー的な」(あんまり使わない)

 

 

これを若い方のインタビューで見えてきた内容で整理すると、

1)文字コミュニケーション 「とりま、LINEかinstaで会話しよ」

2)音声コミュニケーション 「既読つかねーから電話した」

3)動画コミュニケーション 「あんたがいるところの風景見たいからFaceTimeして」

4)対面コミュニケーション 「LINEで会話したから、話する事ないね・・シーン」(あんまり使わない)

なんだそうです。面白いですよね。

 

 

しかも、最近の方々は、電話番号を知らないのだそうです。LINEとかInstagramのIDの方が重要なんだそうです。びっくりですよね。

 

さて、未来を考えると、若い人の行動を起点に物事を考えた方がいいのですが、できれば団塊世代と若い世代の共通項を導き出せると一番良いわけですよね。

では、共通な部分だけをまず出してみましょう。それは、

「動画コミュニケーション」

なんですね。要するに、自分以外の人やモノを見せたい時や、コミュニケーションする相手以外の人やモノを見たい時に動画コミュニケーションをするわけです。ここは団塊世代も若い世代も共通しています。

 

動画コミュニケーションの中には、音声コミュニケーションが包括されているので、足りないのは文字です。

という事は、今後のコミュニケーションの未来は、

・LINEのようなスタンプとか豊富な文字(チャット)機能

・ZoomやTeamsのような動画機能

・たまに音声通話できる機能

って考えると、「LINEでできてるくない?」って声が聞こえてきそうですが、その通りなんですね。

 

ただ、1点だけできていないのが、「動画をしながら、音声を文字にする機能」というのと、「音声を他言語に翻訳する機能」が足りなさそうです。

アジア圏ではLINEが普及していますので、アドオンできるアプリが必要になってくるのかもしれませんが、もちろんLINE側でも検討されていると思いますので、やはり「LINEを起点にしたコミュニケーション」が個人や法人のコミュニケーションの未来になるというのが結論になると思いますが、今後グローバル化したビジネスが拡大するとなると、LINEに変わるグローバルスタンダードなコミュニケーションツールが必要になってくるのではないでしょうか?

今、各国のLINEに変わるものはなんなのかを調べていて、「Telegram」の操作を試してみています。

ただ、問題はセキュリティーですね。

便利とセキュリティーは、相反する事なので、ここに関しては更なる需要が広がっていくような気がします。