TV会議で需要が高まる効率的な会話

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相手と効果的なコミュニケーションをとりたい時がありますよね。

効果的なコミュニケーションというのは、「会話が前に進んでいる状態」です。

わかりにくいと思いますので、例として出します。先日、マンションの賃貸業者との会話で良い例がありましたので、これを例に考えてみたいと思います。

 

●(A)非効率な会話

自分:「1LDKの部屋を探していて、バス・トイレ別を探しています。」

業者:「1LDKの部屋を探してみました。58件出てきました。」

自分:「・・・」

業者:「どれにしますか?」

自分:「どれがおすすめなのですか?」

業者:「どれもおすすめです。」

自分:「一番良い物件を選びたいのですが・・」

業者:「と言われましても、見て選んでいただければ・・」

 

●(B)効率的な会話

自分:「1LDKの部屋を探していて、バス・トイレ別を探しています」

業者:「1LDKの部屋を探してみました。58件出てきましたが、他に賃料などの条件はありますか?」

自分:「10万以内が良いのですが。」

業者:「それですと、35件になります。駅から徒歩5分以内であれば20件に絞られます。」

自分:「この中でおすすめはありますか?」

業者:「私が借りるのであれば、私はトイレのウォシュレットが必須なのと、北枕に拘っています。また、新築だと事故物件の恐れがありませんので、こちらの2物件をおすすめしたいです。」

 

さて、どちらが前に進んでる会話でしょうか?もちろん、(B)ですよね。

 

では、なぜ(B)が前に進んでいる会話(前向きな会話)なのでしょうか?

 

理由は3つあるように思います。

(1)業者が自分の事のように会話している

(2)自分の経験からの考えと結論を出している

です。

これは、ビジネスシーンでもよくある事で、お客様や部下とコミュニケーションをとる場合に、前に進まない会話はイライラに繋がります。そして、プロジェクトは前に進みません。

 

では、後ろ向きの会話の共通点はなんでしょうか?

(1)業者の対応が他人事で会話している(あなたの事でしょ?と言う態度)

(2)他人任せで結論を出させようとしている(責任を持たない態度)

です。

 

要するに、前向きなコミュニケーションをすると言う事は、プロジェクトを少しずつ前身させる為の重要な要素なわけです。

その為には、「会話の内容を自分に引き寄せ、自分の経験から論理的に結論を出して相手にボールを投げる」と言う事です。

これをお互いが繰り返す事で、一歩ずつ会話が前に進み、中身が濃く、短時間で会話が簡潔します。

前向きなプロジェクトと言うのは、こういう会話が優れているわけですね。

 

ちなみに、居酒屋などで会話する時は、前に進む会話をする必要がありません。

どちらかと言うと、一つの話題をグルグルと味が無くなるまで繰り返した方が楽しいですよね。

だって、解決する事が目的ではないですからね・・

 

ふとした会話で、勉強になりました。