キャリア迷子が多いような気がする

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最近、若い方々でも年配の方々でも、転職を繰り返す方に多いのが、実は自分のキャリアがよく分からずに我慢して今まで働いてきたという状況が多いことです。

最近ではこれをキャリア迷子という表現で、キーワードとして世の中に広がっています。

キャリア迷子というキーワードで検索してみると、5000万軒を超えるヒットになります。

自分のキャリアがどうしていけばいいかわからないという人の理由の中に、国の支援が足りないという事を言われる方がたくさんいらっしゃいますが、問題は多分もっと簡単な所にあって、自分のキャリアはどうして行けばいいのかと言う先導者が足りないだけなんだと思います。

当社では、面接される方・転職を考えられてる方・在籍している従業員の方々に、必ず確認して言ってるのは、「あなたはスペシャリストですか?ゼネラリストですか?」という問いになります。

 

スペシャリスト選択する人というのは、エンジニアとして一人で黙々とお仕事をする方が自分の性格に合っています。

ゼネラリストを選択する人というのは、仲間を集めて仕事を進めるということが好きな方が多いです。

 

自分のキャリアがどうすればいいかわからないと思う多くは、小さい頃からもしくは大人になってサラリーマンを経験してる中で、やりたいことが見つからなかったり、興味のないことを永遠に続けていたり、本当にこのままのキャリアで良いのか常に葛藤している状況にあると思います。

もっとシンプルに、自分一人で仕事をしていきたいのか。仲間と一緒に仕事がしていきたいのか。もっと言うと一人で仕事をして、メンタルに問題がないのか。仲間と仕事をしていた方が安心なのか。そうゆう、自分の仕事の環境から探していくことを推進しています。

一人で黙々と仕事をしていきたい方のキャリアアッププランというのは、当社の場合、スペシャリストとしてシステムエンジニアやプログラマーを目指すように指導します。仲間と仕事をしたいという場合はゼネラリストとしてプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーを推進しています。

ただ一緒に仕事をしていく中で、必ずシステムエンジニアやプログラマーが向いてるのかと言うとそうでもなく、実際最近あった話なのですが、分析に向いているっていうことがわかった社員もいます。

いずれにしても自分がキャリアがわからないという方に対しては、会社としてはスペシャリストかゼネラリストで方向性を確認しながら進みますが、その中で自分が興味があることを見出して行かなければいけないですし、会社は大きな視点でその人の得意分野というのを見極めなければいけません。

同じ事を永遠に繰り返すような事務作業が得意な方もいれば、変化がないと飽きてしまう方もいらっしゃいます。関わらないと楽しくないと思う方もいらっしゃれば、人と関わって仕事はしたくないと思う方もいらっしゃいます。

これは本人だけで考えていくことではなく、本人が感じたことと客観的に上司や部下から見て感じたことを総合的に評価した結果、その人の得意がわかるわけです。

プログラマーってかっこいいよね・・とか、プロジェクトマネージャーって何か稼げる気がするとか。

そういう視点で仕事をしていくことによって、キャリア迷子になる可能性が格段に上がってしまいますので、新入社員は会社からの方向性に従って動いてみて、ちょっと違うなと思ったら、すぐ方向性を変えてもらう。そして自分の中での評価だけでなく周りの評価もきちんと把握して、本当に自分に合ったキャリアというのを決めていくのが一番効率的なキャリア迷子にならない方法だと思います。