鳥取県倉吉市視察
倉吉市に、本気で進出したいと感じた理由──視察を終えて見えた“未来の展望”
二泊三日の倉吉市視察を終え、私たちはひとつの大きな思いに至りました。
「この街で事業を展開したい」──そう強く感じるほどに、倉吉市には魅力と可能性が溢れていました。
企業誘致というテーマで倉吉市を訪れましたが、実際に足を運び、市民の方々や教育機関、企業、行政の皆さまとお話しする中で、倉吉市の未来に一緒に関わりたいという気持ちが自然と高まっていきました。
すでに成功モデルが存在する“安心感のある街”
倉吉市には、企業誘致の成功事例がしっかりと存在します。
その代表例が「グッドスマイルカンパニー」の進出です。
市外・県外からの採用を取り込み、地域との共存を丁寧に設計しながら根付いた同社の取り組みは、倉吉市で企業が成功できる明確な証拠と言えます。
この成功モデルがあることで、私たちも倉吉市での事業展開をより現実的に描くことができました。
街に溢れる魅力が、“ここで働きたい”という気持ちを後押しする
今回の視察で特に印象的だったのは、「暮らしやすさ」と「人の温かさ」です。
● 安全で、秩序を大切にする文化がある
控えめで丁寧な市民性は、安心して生活できる大きな魅力です。
● 行政と商工会議所の連携が強く、挑戦しやすい
創業や新規事業を歓迎する土壌が整い、前向きな空気が地域に広がっています。
● 食が圧倒的に豊かでコストが低い
海の幸をはじめ、美味しい食材に恵まれ、生活コストが抑えられる点も非常に魅力的でした。
こうした環境は、社員にとっても魅力ある暮らしを約束できるものであり、
「この街で働きたい」
「この街に移住したい」
という気持ちにつながると強く感じました。
移住促進と情報発信が進めば、企業としての進出意義はさらに高まる
倉吉市は、既に多くの魅力を備えています。
しかし、その魅力はまだ十分に発信されているとは言えません。
裏を返せば、
「魅力があるのに発信されていない＝伸びしろが大きい」
ということでもあります。
移住者が増え、県外人材の受け入れが進めば、企業としての採用施策にも幅が生まれ、よりスムーズに事業展開が進みます。
私たちも、移住促進PRやブランディングに積極的に協力しながら、倉吉市の魅力発信に貢献していきたいと考えています。
視察で得た学びが、進出意欲をさらに高めてくれた
今回の視察を通じて、「この街で事業をつくりたい」という気持ちがより明確になりました。
その一方で、今回の経験から「もっと詳しく知りたい」と感じたポイントもあります。
① 教育現場の取り組みを知りたい
実践的教育やITリテラシー向上など、地域の教育が進化しつつある点をもっと深く知ることで、私たちの人材育成との接続も見えてきます。
② 商工会議所の皆様との意見交換をしたい
地域企業の生の声を伺い、どのような形で共に成長できるかを明確にしたいと考えています。
③ 移住者への支援制度を詳しく知りたい
奨学金返還支援をはじめ、移住者や子育て家庭へのサポートが充実していると感じたため、今後さらに深く理解したいと思っています。
倉吉市で、新しいステージの事業を展開したい
今回の視察を経て、私たちは確信しました。
倉吉市は、私たちが“これからの未来”を創っていける街である。
地域の魅力、街の可能性、人の温かさ。
どれをとっても、企業として進出するに値する素晴らしい条件が揃っています。
もちろん、実際の進出にあたっては段階的な準備が必要です。
しかし、それは決して障害ではなく、むしろ“地域と共に成長できるプロセス”として前向きに捉えています。
倉吉市の皆様と協力しながら、
「ともに未来をつくる」
「ともに地域を育てる」
そんなかたちで事業を展開していきたいと心から思っています。
今回の視察にご尽力いただいたすべての皆様に感謝するとともに、
倉吉市との新たな挑戦が始まることを心から楽しみにしています。
