「たとえば」と「つまり」

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私達の会社の近くに、歯医者があります。場所柄で経営者の方が多く来院されるそうで、歯医者の先生から「この人がどういう立場の人なのか、話をしていると分かる」と言われたんです。

 

で、何を見てそれが分かるのか問いてみると、

経営者や優れた管理職の方って、歯医者の先生の説明に対して、「たとえば?」とか「つまり?」って聞いてくるんですよ

と言うわけです。

 

確かに、部下から報告を受ける時って、その内容に対して判断をする立場にある人は、「俺に分かりやすく説明してほしい」とか「何が言いたいのかはっきり言ってほしい」と思うものです。もちろん私もそう思います。

 

テレビの優秀なコメンテータとか、高額歴・高所得者がよく使う言葉としても良く出てきますよね。この「たとえば?」と「つまり」。

 

 

では、なぜ「たとえば?」と「つまり?」をよく多様するのか・・これを、よく多様する私自身の感覚で説明すると、

「たとえば?」・・・というのは、「私でも分かるように一般的な物差しで説明してくれない?」という心境があるわけです。

「つまり?」・・・というのは、「心構えをして聞きたいから、早くその話の要点きかせてくれない?」という心境があるわけです。

 

 

私も他人に説明する時は、この「たとえば?」と「つまり?(私の場合は、要するに何?)」を多用します。

 

 

例えば、(ここで既に例えばを使ってます・・)石を撮った写真が一枚あるとしますよね?この石は、どのくらいの大きさなのか?を相手に伝えたい時は、一般的な人が理解している物差しで例えますよね?よくあるのは、センチメートルですよね。縦〇センチくらい・横〇センチくらいとか。それ以外だと、タバコのサイズと同じくらいとか。500円玉〇枚分とか。このように、大半の人が理解している大きさに置き換えて伝えてあげると、相手に伝わりやすいわけです。

 

次に、つまり?って聞く人ですが、要するに何が言いたいの?っていうのが知りたいわけなので、たくさん相談や判断をする立場の人になればなるほど、「つまり」という言葉で要約して話する必要があるわけですね。要約というのは、余計な情報を取り除く作業が必要なので、言葉を詰め込んで話しないと相手に伝わらないと考えている人は苦手でしょうけど、学力がある人は得意ですよね。参考書の中で、マーカーを引く事が得意なので。(・・・そういえば、昔いましたね。要約が苦手な人で、参考書のほぼ8割をマーカーで引いてる人)

 

ただ、私の場合、たまに「たとえば・・」と言ってうまく話しをしたなと思って、相手を見てみると、キョトン・・としている場合があるので、「たとえば」を多用してはいますが、その例えが下手な時があるみたいです。

 

学習しないといけませんね(お恥ずかしい・・)