海外から学ぶ双方向の教育

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よく転職者の方から、「教育体制ありますか?」という事を聞かれる事があります。

こういう方々は、若い世代の方に多く、学校の延長線上を会社だと考えているフシがあります。こういう方には、必ず「会社は学校ではありませんので、当社にはそのような体制はありません」と答えるようにしています。

なぜこのような事が発生してしまうのかというと、日本の教育と海外の教育との違いに遡ってみないと理解できないかもしれません。

日本と海外での教育の違いとは?世界の教育制度や特徴を徹底比較!

ここで一番大切なのは、

日本の教育は、全員が同じレベルを目指して教育することが前提です。例えば、合格するまで何度もテストをしたり、全教科の成績をまんべんなく伸ばすことを目指したりするなどの特徴が挙げられます。

この教育方法によって、諦めず繰り返し取り組む姿勢を身につけ、努力によって能力を伸ばせると考えられています。また、日本の教育はできることが当たり前とされ、できないことは指導の対象となるといった特徴も存在します。

 

海外の教育は“教える”というよりも、“生徒一人ひとりの可能性を導き出す・個々の力を伸ばす”という意味合いが強いといえるでしょう。

海外では、日本のように“みんな一緒”の教育ではなく、生徒それぞれの能力に合わせた教育を行なうのが特徴的です。そのため、できないことを叱ったり注意したりすることよりも、それぞれの能力や才能を伸ばすことに重点を置いています。

です。私たちは、海外の教育に近い教育が必要になると思っています。ただ、なんでも海外の教育が良いというわけではありません。日本の教育でのメリットは協調性です。みんなで集合してやろうとか、掃除をみんなでやるとか、そういう事はメリットですが、個々が弱くなります。海外の教育でメリットは、個々の強みを引き出す事と考えさせるディスカッション能力が高くなる部分がメリットです。この双方の良い部分を合体させた教育が望ましいと考えています。

よって、当社ではできるだけ早いタイミングで、現場体験をさせて「その人の強いところを見つける」という事を実施します。なので、学校のような教育体制を作らないわけです。

そして、日本の教育で良いとされている集団行動(掃除をするとか、行事をみんなで推進するなど)を織り交ぜる事によって、より良いチームを作り上げたいと考えています。

結果、私たちが到達した教育方針は、入社してすぐ現場で修行をし、自身の得意・不得意を自覚して、その人が得意としている部分を伸ばす為にディスカッションしながら、仕事をやっていただくという方針で物事を推進しています。

 

学校のように教育体制がある会社が良いとされている会社が多い中で、なぜ教育体制を作らないのか?に対する質問の回答です。

ご理解いただけますと幸いです。