ストレスは悪だという世の中に想うこと

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最近、ストレスを与えては行けないとか、鬱になってしまうとか、すごいストレスを受けて死にたくなったとか、ストレスの事に関して、色々ネガティブな意見を言う人が増えていますが、はたしてストレスはそこまで悪なのでしょうか?考えてみました。

日本は、現在経済大国3位なのですが、以前は世界2位でした。

こんな小さな島国がどうやって経済大国になったのか。そこには今よりも労働者を守る制度がない為に、多くのストレスがあったと想像しますが、このストレスがあった中で、なぜ成長できたのか。これを考える事で、ストレスが悪なのかどうなのかがわかってくるのではないかと思います。

まず、ストレスとは何か?から考えていきましょう。

ストレスとは、「外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態」なのだそうです。そう言われても、わからないですよね。

簡単に言うと「ストレス=変化」です。

この「ストレス=変化」と言う意味で、日本の成長を考えてみると、戦後の日本は大きなストレス状況にあったわけで、そこから技術・電子大国になったわけですが、そこにはアメリカに支配されたたくない気持ちと、どうにか復興しないといけない気持ちがあったのだと思います。

そう言う意味では、なにがなんでも変化をしないといけないと言う気持ち(ストレス)が、成長に結びついたわけです。

要するに、ストレスを乗り越える事は、成長を意味していると言う事が言えます。

では、なぜこのストレスが悪だと言われるようになったのかというと、変化(=ストレス)に対応できない人が増えてきたからなのではないかと思うのです。

この為に、日本は低迷したという流れになったのではないかと思います。

なぜ、変化に対応できない人が増えたのかというと、成長→安定→減退のサイクルに原因があると思います。

戦後の日本はアメリカに支配されない事と、復興する為に、新しいものを創っていこうと必死になった「成長期」がありました。これは、荒れ果てた日本を変えていかなければならないという変化に対応できたリーダーが多くいたからこそ、実現できた話です。

このサイトを見ると、戦後の日本で変化(=ストレス)を乗り越えた各種製品がズラリと並んでいます。非常に面白いです。

内視鏡やマンガ・インスタントラーメンにコンビニと、今の日本の代名詞とも言える製品があります。

ここで経済成長を果たした日本は「安定期」に入ります。そして、「成長期」に創り上げた製品をさらに応用した物が作り上げられたりするのですが、問題なのは「減退期」に入ったタイミングで日本国内では、労働者側を守る動きになってしまったり、輸入したものを加工して販売するような形が増えた為に、新たな成長期を創り上げられなかったのではないかと推測しています。

この為、労働者を守る為の「ストレスは悪だ」という思想が出来上がって、労働者にストレスのない楽な商売(輸入品の加工)を取り入れたビジネスが広がったのではないでしょうか?さらに言うと、近年では、変化を与えようとする人々を引きずり下ろすようなSNS文化が根付いてしまって、思い切った発想で何かを推進しようとする力がさらに弱くなってしまったと言えるのではないでしょうか?

これが現代の日本を象徴しているように思います。

ただ、ここ3年くらいの間に、次の成長期になりそうな兆しが強くなっている事を皆さんは気づいてますでしょうか?

それは、Youtuberです。

個人の多くが新しい事にチャレンジしていく姿は、新しい日本の成長期を現しているように思います。変化に強い日本になっていっているのではないでしょうか?

ストレスは悪ではありません。むしろ、成長する鍵になります。

なんでも自分がやってみたい事を声に出して、変化(=ストレス)を乗り越えられるようになりましょう。

そして、変化を乗り越えようとしている人を潰すのではなく、応援していく民族であって欲しいと思います。