在宅勤務で必要な5W1Hというマナー 

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在宅勤務(テレワーク)になると、チャットやビデオ会議・電話会議等でコミュニケーションが実施されますが、対面でコミュニケーションを取る時との決定的な違いは、2つです。1つ目は空気感。そして2つ目は、片方ずつの会話です。 

 

(1)空気感 

空気感というのは、顔の表情がはっきり見えない事やチャットや電話会議などではまったく顔が見えない場合気にしなければならない事です。例えば、「わかりました」という返答が渋々答えているのか、意気揚々と答えているのか、納得できてないような感じで答えているのかさまざまですが、相手の空気がわからないです。 

 

伝える方もそうなのですが、身振り手振りで伝えられていた事が、言葉のみになってしまう為、相手がわかりましたと言っても、本当に理解したのかどうかが分かりません。 

 

(2)片方ずつの会話 

対面での会議では、会話を遮ったり、相手が話している内容に被せて会話する事もできますが、チャットや電話会議・ビデオ会議では、被せて会話する事で誰が何を言っているのかわからない状態が発生してしまいますので、交通整理を意識してコミュニケーションを進める必要があります。 

 

こういった事を解消する為の一つの手段として、5W1Hがあります。 

5W1Hとは 

ニュース記事の最初の段落はリードと呼ばれる。ニューススタイルの規則では、リードには以下の「5W」の多くを含むべきとされている。すなわち、 

When(いつ) Where(どこで) Who(誰が) What(何を) Why(なぜ)したのか? 

 

である。しかし日本においては、「5W」にさらに下記の「1H」を含む「5W1H」であるべきであるとされる。 

How(どのように) 

 

これを5W1Hと言います。 

出典:ウィキペディア

 

 

 

5W1Hを意識して報告・連絡・相談・確認・指示を実施していくと、チャットやビデオ会議・電話会議において非常に効率的で、しっかり相手に伝わるコミュニケーションが成立します。 

 

例えば、 

「昨日の設定見直してもらえますか? 

という指示を出したとします。 

 

指示された側は、 

When(いつやるの?)  

Where(どこでやるの? 

Who(誰がやるの?誰とやるの?)  

What(何をやるの?)  

Why(なんでやるの?目的は? 

How(どうやってやるの? 

という部分が明確に分かりません。理解できたのは、What(何をやるの?だけです。 

これでは、指示された側が勝手に解釈してしまう恐れがありますので、充分に確認しながら管理する必要が出てきます。ですので、指示する側も指示される側も確認を繰り返す必要があります。 

これは、指示された側の確認や報告でも同様です。 

作業指示をされて、完了報告をする際に、「完了しました!」だけを報告する方がいますが、これではどう完了したのかが分かりません。 

 

When(いつやった)  

Where(どこでやった 

Who(自分でやった、誰かと一緒にチェックしながらやった等)  

What(指示された作業をやった  

Why(目的はこのように達成された 

How(こういう手順でやった 

 

という部分を意識して完了報告すると、一回で報告相手も理解できるわけです。 

 

在宅勤務(テレワーク)が増加する中で、意識してほしいコミュニケーションを試していきましょう。 

 

Xerotta株式会社 教育